プロフィール
市川市本八幡で
(JR/都営新宿線) 『New York Tendaberry』 (ニューヨークテンダベリー) という 手づくりクラフトと アーリーアメリカングッズの お店をしています。 http://www.ab.auone-net.jp/~nytberry/ 以前の記事
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2009年 11月 04日
すぐにメイン州のことを書くつもりでいたのに、あっという間に11月に入って しまいました。 毎度のことですが、本当に私ってのんびりムードでだめですねえ。 とても素敵なところだったので、遅まきながら、やはり書いておこうと思います。 本当は今年の夏はボストンに行こうと思っていたのです。それが、なぜメイン州に なったのか…。 ニューヨークに行く前に、どこかRugの材料を売っている専門店はないだろうかと 探していましたが、ニューヨーク付近には見つからず、では、ボストンへ行くの だから、その近くにはどうだろう。 そしてやっと見つけたお店が、地図上では、マサーチューセッツ州とメイン州の 境から近そうにに見えた、メイン州のKennebunksportという町にありました。 ボストンまで行くのだから寄れるかしら、と安易に考えてしまったのです。 いきなりですが、アメリカで最も古い地域がニューイングランド地方というのは ご存知ですか? イギリスからの入植者が最初に住み始めたところとのことで、6州あります。 コネチカット ニューハンプシャー バーモント マサーチューサセッツ メイン ロードアイランド 通過しただけのロードアイランドとニューハンプシャーも加えれば、あとは メイン州だけということもあるし、いずれは行ってみたかったところでも ありました。 どんなところだろうと調べていたら、海に沿って北上していく小さな町が続く。 どんどんイメージが膨らんでしまい、これは行くしかない!と。 いつもの通り、直感的行動の私。 ところが、地図上では近く見えても、そこは広大なアメリカ。 ボストンもメインもとなると日程的にかなりきついことが判明。 ではこの際、ボストンはやめてメインだけにしよう!となったわけです。 アンティーク市のあったBrimfieldを出発して、メインに向かいました。 《1日目》 Ogunquit~Kennebunksport~Biddeford まず訪れたのがOgunquit。ここをスタートして北上。 どの町も白い砂浜のビーチが続き、海辺に面して小さな可愛いお店が 並んだこじんまりしたDowntownがあり、周りには別荘なのか可愛い おうちが並んで、静かな本当にステキなところです。 町から次の町へは、海が見え隠れしながら緑の中を走ります。 ボーっとみていても全く飽きることなく、気持ちよく素晴らしい景色! Kennbunksportでは前述のRugの材料のお店を訪問。 と書くと簡単に行ってきたようなイメージですが、ここを探し当てるのには 一苦労でした。 Downtownのお店が並ぶ中のどこかにあるだろうと想像していたのに、 20分ほど奥へ入る住宅街の中だったのです。 途中、道を聞こうにも歩いている人がなかなかいなくて。 それでもなんとかたどりついて、思いっきり購入してきました。 材料も作品もふんだんにあって、見ているだけで幸せ。 お店のかたもとても親切で、日本から来田と言うと、カタログをくれて 『メールで注文くれたら送ってあげるから』と言ってくれました。 《2日目》 Wiscassett~Boothbay~Camden Boothbayは、細長く海に突き出た町で、ちょうど訪れた時間は海から 霧が立ちこめなんとも神秘的でした。 小さな入り江は自然のままでご近所なのか家族が遊びにきていて、 そこへビンテージのスポーツカーで2組のご夫婦がやってきてお弁当を 広げていました。のどかです。 メイン州はロブスターが有名です。 カジュアルに食べるには、ロブスターロール(写真左)がお勧めと聞いて、 海辺へ出る手前のGeneral storeで購入。 注文してからなかなかできてこない なあと思っていたら、できてきた ものを見て納得。ホットドッグ用の ようなパンの間に、ロブスターの身を ほぐしたものを独自のドレッシングで あえてはさむというSimpleなもの ですけれど、そのほぐした身の量の ふんだんなことにびっくり。一匹分は あるのではないかと思うほど。 注文を受けてから、ていねいにほぐして作ってくれるのでした。 $15という値段にも納得。これは本当においしいです! この日は夕食に、ロブスターのレストランへ行ってちゃんとしたロブスター 料理をトライしましたが(写真右)、と言っても蒸したものにソースをつけて 食べるのですが正直なところ、アメリカ独特の大味なもので、ロブスター ロールのほうが断然おいしくて気にいってしまったのでした。 《3日目》 Belfast~Rockland~wells Belfastは名前からも察した通り、アイルランドにゆかりのある土地でした。 アイルランドのケルト民族音楽がとても好きな私としては期待して行った町 でしたが、朝おきるとものすごーい大雨! 海辺のほうへ歩いて行ったものの、お店は閉まっているし、雨で散歩という わけにも行かず、やみそうもないので残念ながらあきらめて出発。 そしてもうひとつの目的であった画家アンドリューワイエスのMuseamのある Rocklandに向かいました。 小さなMuseamですが、建物もお庭も本当にきれいに作ってあって、ワイエス 親子三代の作品がゆったりと展示してあります。 その後、少し離れたところにある ワイエスの創作の場でもあった『Olsen House』へ向かいました。 ここは、ワイエスの代表的な作品の『クリスティーナの世界』にも 描かれていて有名なところです。 当時の建物がそのままに(もちろん手は加えられていますが)保存され こうして公開されているのに感動と驚き。これまで資料でしか知らなかった ところに自分が立っていることに、改めて感動しました。 なかなか立ち去りがたかったです。 メイン州を去る前に、ぜひもう一度ロブスターロールを食べたいと思って、 道を南へ下りながら、有名なお店2軒に立ち寄ってみましたが、人気があって お客さんも並んでいるわりには、なぜか『ピン』と来ないし、 来るときはあちこちに あったロブスターロールのお店が、探すとなぜかみつからない。 (こういうことってよくありますよね。) でも、食べることに関しては、納得して食べたいという気持ちが強くて、あきらめ きれず、車の中から外をしっかりチェック。その甲斐あって、もうこの先は Highwayに入るから、最後のチャンスというところで、wellsという町の Mike’s Fish Market & Restaurant というお店の看板が目に入りました。 これがまた直感がひらめいたというしかないくらいの大正解。 お魚屋さんがあって、その直営のレストランが隣に。 でも、レストランは混んでいて、次から次へと地元の人たちが入っていく。 我々はニューヨークへの帰途なので、時間がなくて並ぶわけにも行かない。 あー、やはり食べられないのかとあきらめかけたとき、入り口の左側面奥の ほうから光が漏れ出ているのに気がつきました。 なんと、レストランの横にテイクアウトの窓口があって、簡易テーブルと椅子が 出してあり、そこにも人々が注文を待ったり、食べたりしているでは ないですか! 注文したロブスターロールは、これまた最高においしいのでした。 最後のチャンスに、あきらめずによかったと実感。 (メインの美しい海辺の町のことを書くはずが、食べもののお話で終わるところが 私らしいというか…)
by ny-tendaberry
| 2009-11-04 16:28
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